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引っ越しの前に・マンション選びのコツ

 マンションに引っ越す場合、選び方にはいくつかコツがあります。賃貸と分譲マンションでは注意点が異なりますので、それぞれ分けてみていくことにしましょう。
 賃貸マンションで良く問題になるのは、騒音問題です。通常賃貸マンションは、分譲マンションに比較して防音がしっかりしていないことも多く、両隣、上下階の住民とトラブルが起きてしまうことが多くなっています。賃貸マンションに住んでいる人は、所詮人から借りたもの、だという意識が強いため、マナーが悪くなっているケースもあります。同じマンションにトラブルを起こす人がいるのかどうか、事前に調べるのは難しいのですが、空き部屋が多いマンションであれば何か問題があるかも知れない、と、ちょっと疑ってみることも必要でしょう。また、賃貸物件は周辺の家賃相場を知ることも重要です。極端に安い物件であれば、それなりに「訳あり」であることも多く、本当にお得な物件というのはなかなか探し出せないものなのです。また、マンションによって、1人ぐらいが多い物件、ファミリー層が多い物件など、住民が特徴的であるケースも多くなっています。ファミリー物件に1人で住むというのであればそれほど問題はないのですが、1人暮らしに向いている物件ですと若い人が自然と多くなり、騒がしくなってしまうことも多くなっています。
 次に、マンションを購入する際考えなければいけないのが、そのマンションに何年くらい住むのかという事です。もちろん立地や設備、間取りも重要な要素ですが、20年後の自分の生活も考える必要になります。最近は、若いうちは不便な場所に住んで、年をとってからは便利な立地にあるマンションで生活する、という人も増えてきたようです。確かに若くて体力のある内なら、エレベーターのないマンションの3階や4階に住んでも問題ありませんよね。古い団地など、5階建てであってもエレベーターのない建物は珍しくありません。ですがそのマンションでの生活が難しくなった場合、そのマンションは売れる物件でしょうか。終の棲家にするつもりがなく、何年か後にマンションの買い替えを視野に入れての購入であれば、マンションが売れなければ資金面で躓いてしまい、新たなマンションを購入できなくなる可能性もあります。また、マンションを終の棲家にしたいと考えている場合、古い中古マンションでは、居住中に立替問題が起こることもあります。マンションの立替時に全く居住者の費用負担なしで建て替えられる、というケースはまずありません。この時に仕事をしておらず、貯金もなくローンも組めないとなると、住み慣れた場所から出て行かなくてはいかなくなる事もあるのです。つまり、今現在のマンションの状態と自分の生活、だけではなく、しっかりと将来を見据えて選ぶことが、マンション選びの重要なコツと言えます。

 
 
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