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もちろんトラブルが起きないことが一番なのですが、好む好まないにかかわらずやってくるのがトラブルです。引っ越しで起こりやすいトラブルを事前に知って、トラブル対策をとっておきましょう。
まず、引っ越し業者にお願いして引っ越しをした場合、よくあるトラブルがお金のこと、そして荷物の破損についてのものになります。実際に引っ越しをお願いする場合には、引っ越し業者は標準引越運送約款について説明しなければいけない義務があります。実際には引っ越しの忙しさにまぎれて説明を受けないまま引っ越しをしてしまうことも多いのですが、引っ越し前にきちんと目を通し、不明な点は確認しておくことが重要です。引っ越し業者が荷物の運送を拒否できるものや、何らかの事情があって荷物を破損した場合の、補償範囲などについて書かれています。良くあるお金のトラブルが、見積りとは異なる金額を請求された場合です。そんなケースで追加料金が発生するのか、見積り料が必要なのか、自分できちんと確認しておきます。そしてもしもの場合に補償されない荷物であれば、別途保険契約を結び、財産を守ることが必要になります。引っ越しを依頼する側、引っ越し業者の双方が、契約行為であることを理解し、契約内容についてきちんと認識していれば、お互い気持ちよく引っ越しすることができます。
その他、道路事情などで、予定通りの時間で引っ越しが完了しないこともあります。これは事故を起こすことを考えれば、多少は利用者側も目を瞑り、安全な引っ越しを目指すほうがいい、ということもあります。だからといって、引っ越しの荷物が丸１日遅れて到着したり、約束の時間になっても引っ越しトラックが到着せずに一日中待ちぼうけになったり、というのでは怒って当然です。通常の業者は遅れる場合にはきちんと連絡してくれますが、ひどい業者になると連絡すらしないということもあるようです。交通事故などで発生した交通渋滞や、天災によって時間通りに引っ越しができなかった場合、これらは不可抗力ですから、責任を取ってもらうことはできません。ですが責任がない、責任を取る必要がないから、といって連絡やお詫びもないというのであれば、クレームをいいたくなって当然です。
不可抗力以外に事由、例えば直前の引っ越しが、見積りよりも荷物が多くて長引いて結果的に遅れてしまった、などであれば作業が遅れたことに伴い発生した直接的経費は、もちろんどの引っ越し業者であってもきちんと支払ってくれます。例えば午前中に運び入れる予定だった荷物が届かずにホテルに泊まった費用、会社を休む必要がでてしまい、その分の金銭的な損害なども補償されます。
引っ越し業者をお願いするのなら、やはり信頼できる業者を選びたいものです。最近はインターネットでさまざまな口コミを検索することもできますから、契約前に見ておくのもいいですよ。
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